ドラム演奏に取り組むことで身に付くこと

今回は私の考える
合奏におけるドラマーの役割や、ドラム演奏に取り組むことで身に付くことを4つ書いてみたいと思います。

あらゆる楽器の中で打楽器ほど音の鳴ったタイミングが明確に伝わる楽器はありません。 それゆえにアンサンブルのリズム・骨組みを司どる役割を担っています。

①<まずはとにかく気持ちの良いリズムを刻みましょう!>

ドラムは一にも二にもリズム!皆が聴いていてウキウキする・踊りたくなる・グッとくるそんなリズムを叩けるようにトレーニング!

ドラムを練習することでリズムのスペシャリストに
リズム感はどんな楽器にも歌にもダンスにも格闘技やお笑い・生活のあらゆることに役立つ重要な要素です。


②<心地よく同じリズムを刻み続けるには集中力が必要不可欠>

音楽が好きな人が音楽に夢中になって取り組めばそれだけで集中するという感覚は得られるでしょう。 しかし楽器の練習は夢中になれることだけやっていれば十分とも言い切れません。 (そんな人は極一部の天才と言われるような人だけなのではないかと思っています。) 出来ないフレーズを音楽的とは言えないほどゆっくりから練習するのは苦痛で楽しいとは思えない方も多いでしょう。

ドラマーが日々行う単調なリズムを刻み続けるという行為はお坊さんの禅の世界に近いのではないかと考えています。
煩悩を消して無心で単調なリズムを繰り返す。それが楽しく快適に感じ始めるとしめたものです。


(私は幼少の頃から高校生までピアノを習っていましたが、個人的にはピアノの練習とは比べ物にならない程ドラムの練習は単調な繰り返しで、それは私の頭をクリアにしてくれる素晴らしいものだと感じています。)


③<ドラマーは常に冷静でリラックスして、それと同時に時に熱くバンドを盛り上げ導くことを求められます。>

勿論ドラマーだけでなくプロミュージシャンになるには全員に求められる能力ではありますが、 ギタリストが浮き足立って一人突っ走ってしまってもドラマーが冷静に心地よいビートを刻み続ければバンドは安心して演奏を続けられます。 しかし、ドラマーが突っ走ってしまうと誰もそれを止めることは出来ません。

ドラムを多くの人と合奏するうちに
常に冷静に、自分がその集まりの中で楽曲(課題)の中でどうあるべきか客観的に判断する能力が磨かれます。


④<叩けば音の鳴るドラムは原始的な楽器なだけに、ちょっとした力加減の違いで音色が変わります。>

どの楽器でも言えることではありますが、力を入れた演奏の方が簡単で、力を抜いてリラックスして演奏することの方が難しくそして綺麗な音が鳴ります。(綺麗な音が常に良いということではありません。)また速く手足を動かす、大きな音を出す、思ったタイミングで手足を動かすには身体の力を抜く(脱力)が必要不可欠です。 脱力はおそらく多くの人が思っているよりも難しく、奥が深いです。 極めたと思った瞬間、歩みは止まり永遠に極めることは出来なくなるでしょう。 日常生活の中で緊張しやすい・力が入りやすい方はスティックを持てば脱力出来るということはまずありません。 ドラムを上達する為には日常生活を見直すことや日常生活から脱力を意識する必要があります。

ドラムほど全身の脱力や動きに真剣に取り組める楽器はないのではないかと思っています。
脱力ができると日常生活でも疲れにくなり、スポーツや身体を使う様々な行動の習得も速くなると考えています。

 

 

以上4つになります。

 

色々と書きましたが、まずは「好きこそものの上手なれ」初心者の方には特に楽しんで頂けるよう様々なアプローチで一人一人に合ったレッスンを目指したいと考えています。

興味を持って頂けた方は是非お気軽にお問合せ下さい。

そしてご入会頂いている方はご一緒に楽しくドラムを演奏しましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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